あなた、面接官ですか?

真剣で真面目な交際希望

マッチングアプリからまた熱烈なメールが来たんです。
「真剣に出会いを探しています」って男性から。
プロフィールを見たら年齢は40代前半くらい。
ちょっと私には若過ぎる?と思ってお断りしようかと思ったんです。

「僕の仕事以外の時間はすべて黎子さんに捧げたいと思います」って熱烈なダメ押しが来ちゃったので逃げ切れず「じゃ、一度お会いしてみましょうか」と言う話になったんです。

ある日曜日の午後、車で待ち合わせ場所まで迎えに来てくれたその男性は、シュッとした顔立ちでメガネをかけていて、ルックスは私の好みだったんです。
午後1時に待ち合わせをして、どこかお茶を飲みにでも連れて行ってくれるのかと思いきや、夜から友人との集まりがあるとかで、15時には帰宅して仮眠を取らなくてはいけないって言うんです。

そんなタイトなスケジュールだったら、なにも私を呼び出さなくてもいいのに、どこかのカフェでお茶を飲む時間くらいは充分あったはずです。
それなのに近場をグルグル車で走り回るだけで、ずうっと自分の経歴について語り続けているんです。
私が喉渇いてカラカラなのに、ペットボトルのお茶1本買ってくれるわけでもなくです。

延々と続く自慢話

自慢話 男性

って、チェーン店でも最下位の売り上げだったパチ屋の店長を任されて、自分がどんなに頑張ってトップの売り上げに持って行ったかって自慢話がほとんどだったんですけど、そんなの心の日記帳にでも書いて置いたらいいのに。

分かるんですよ、私も、以前の職場でパチ屋の事務所で上の方の人たちと商談をする機会がよくあって、半グレみたいのはホールスタッフであって、上の方の人たちは非常に優秀なキレ者揃いって。
でも、ここまでペラペラ自慢話に結びつくかなってちょっと疑問。
そんなことよりお茶1本でいいから買ってくれ。
話はそれからだ。

いちいち飲み屋のお姉ちゃんみたいに、いいおばさんが「わーすごい」とか「頑張ったんですね」とか相槌打ってあげなくてはいけないのもバカバカしくなって、「なにが自分の時間はすべて黎子さんに捧げます、だよ、自分のことしかしゃべってないじゃないか、オマエ」と呆れ果てているうちにタイムオーバー。

「またメールします」とお別れしたんですけれど、それっきり連絡が来なかったので、私は彼の「面接に不合格」だったんでしょう。
けど、まったく後悔はありません。

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宮前黎子

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